私は人見知りのくせに、
旅行に行くとその土地の人の話が聞いてみたい衝動が起こります。
研修会から帰る道中、お土産を買って帰ります。
今回は鹿児島でしたから、芋焼酎の事しか頭にありませんでした。
「良さそうなお店はないかな~」
と、一般道を運転しながら北に向かっていると
「こだわりの焼酎」という看板をあげた小さなお店がありました。
「良さそうなお店」の基準というものが明確にあるわけではありませんが、
まず、
・量販店ではない
・小さい個人商店
・地元民が利用している雰囲気がある
・インスピレーション
くらいです。
そのお店に入ると、50代の男性が出てこられました。
店長?「何でしょうか?」
私「美味しい焼酎を探しているのですが、教えてください。」
店長?「少々お待ちください」
と、奥へ引っ込んでしまいました。
しかし、すぐ、別の70代の男性が満面の笑みで出てこられて
「何か御用でしょうか?」
私は「ここのお店に来てよかった~」と思ってしまいました。
この指南役、焼酎の話をしたくてしたくて堪らないご様子。
私「美味しい焼酎を教えてください。」
指南役「美味しいと思うのは人それぞれでして・・・
大きく分けてイモの香りがキツいものとあっさりしたものがあります」
と次から次へと説明していただきました。
また、名前の由来や蔵の説明、孫の話・・・・・。
はい、お孫さんの話までしてこられ、最終的にそのお店に30分はいました。
最初から15分くらい経ったころでしょうか。
指南役から色々な説明を受けているとき、
奥から指南役の奥様と思しき女性が出てこられ、
「こんな焼酎もありますよ」
と陳列されている焼酎の紹介をされたのですが、
指南役はその女性の方を全く見ず、
私の方に顔を向けたまま、と~~~っても低く小さな声で
「あっち 行っとれ」
と一言。
顔は満面の笑みのまま、その後、何もなかったように説明をしていただきました。
九州男児じゃの~~。
「邑」と「黒伊佐錦」は頂き物ですが・・・
一升瓶2本はお土産なので、我が家には四合瓶のみ。・゜・(ノД`)・゜・
それも後で気がついたのですが・・・・・もっと買えばよかったです。
焼酎を集める人の気持ちが少し解りました。
黒伊佐錦、もう、なくなりそ~。|゚Д゚)))
買いに行かなければ。
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