患者様からの質問 ~短時間治療のワケ~

「患者様からの質問」第3弾! 今回は当院の治療にかかる時間についてです。

 

何度か通院された方からは「時間が短いですよね?」と質問をいただくことがあります。

多くの方が玄関から入ってこられて出て行かれるまで、30分かかりません。話をしている時間もありますし・・・ということは、ベッドにいる時間は平均して15分程度でしょうか。

その辺り、患者さんとの会話をお楽しみください。

 

Q.不満じゃないんですけど、時間、短いですよね?

A.あ~・・・そうかも。

 

Q.結構よそでは30分いくらとか1時間いくらとかありますよね。

A.あ~、ありますね~。

 

Q.何で短いんですか?

A.何でと言われても・・・まず、治療は短い方が患者さんの身体への負担が少なく済みます。

 

Q.えっ? この治療、何にも感じませんけど、負担がかかってるんですか?

A.はい。 ま、負担をかけないよう、治療をやり過ぎないよう気を付けてこの時間なのです。 うちみたいに何も感じない治療でも、やり過ぎたらだるさが出たりしますよ。

 

Q.そうなんですか?

A.はい。 一応、全身治療ですが、そなに時間をかけなくてもバランスは取れていきますよ。 バランスが取れれば身体は勝手に自分を治そうとしますから、その場で症状を取らなくても良いのです。 家に帰ってから楽になることは多くありますし、逆にこの場で無理やり症状を改善させると家に帰ってから元に戻ったり、逆にしんどくなることともあります。

 

Q.何か長い方が効くって言うイメージがありますけど・・・。

A.ま、気持ちは判りますけどね。 例えば・・・手術と同じと思ってください。

 

syujyutuネットより拝借

Q.え? 手術?

A.はい。 長い方が良いですか? ドラマを観られることもあるでしょうが「如何に短くすることが腕のある外科医の条件」という感じですよね。 実際に時間が短い方が患者さんの身体にかかる負担は少なく済みます。 で、ただ短いだけではなく、きちんと必要な事はやらなければならないのです。

 

Q.なるほど~。 そりゃ短い方が良いですよね。

A.お酒のCMに「何も足さない、何も引かない」ってのがありましたけど、あれです。 で、今の治療時間なのです。 ですから短い人は5分くらいで済みます。 これは患者さんの状態によるのですが。

 

Q.ご・・・5分?

A.はい。 赤ちゃんなんか1分くらいですよ。 やはり体力があるし、それかといって過敏だし、長くやったら後が大変です。 あ、後は原因が分かりづらかったら調べるのに時間がかかります。

 

Q.長い時間治療したらどうなるんですか?

A.興奮したりぐったりしたり。 よく、治療後にだるさが出る場合がありますよね。 あれです。 何でも丁度良いのが良いのです。 治療ですからね。 お薬でも大量に飲まないでしょ?

 

Q.なるほどね。 そう考えたこともなかったです。

A.普通は考えませんよ。 長いほど「やってもらった感」はありますからね~。

 

※治療目的の鍼灸院以外で、今回の内容は当てはまりません。

 

 

 

・患者様からの質問シリーズ 第1弾 「副作用など」

・患者様からの質問シリーズ 第2弾 「刺さない鍼って?」

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