と言ったら、真っ先にここを思い出してしまいます。
私、あまり人がいるところは好きではありません。
しかも、奥様は温泉好きのようですが、温泉もどちらかと言うとあまり行きません。
あの、ジーっとしている時間がもったいなくてダメなのです。
「えっ?温泉はゆっくり浸かるのがいいんじゃないの?」
と皆さん思われるでしょうが、それが嫌なんです。
よっぽどでない限りは。
以前から、温泉に行きたいと言う奥様には申し訳ないのですが、半年は行っていません。
しかし、あまり行かないのも・・・・・と言うことで島根の山奥へ行ってきました。
11日(月)の祝日のことです。
と言っても、そこは私の運転です。
あちこちの道の駅に寄らせてもらいました。
今は秋の味覚が多く、どこに行っても目移りしてしまいます。
特に今回は栗を探してあちこちに行ってしまいました。
話がそれますが、栗、最近のは甘味がないですね。
昔のは黄色くて甘くて、ほんとうにホクホクしてました。
夕べも購入した栗を食べましたが、形や大きさは十分なのですが、甘味がない。
虫もいないので余計にもったいない。
悲しいです。_ノ乙(、ン、)_
秋の風物詩なんでしょうが、所変われば・・・・・ですね~。
どこかの道の駅にあった看板?
さて、午後3時過ぎ。
そろそろ目的地に着くころです。
そうしないと、ゆっくりできないのです。
「(;ಠิ♊ฺಠิ)えっ…! ゆっくりするの、嫌いなんじゃないのっ?」
と思われる方も大勢、おられるでしょう。
その疑問はもっともです。
が、この温泉はゆっくり入るしかないのです。
ここを右に曲がってから、離合もままならない道を進みます。
数百メートル走って、やっとたどり着きました。
この温泉:千原温泉は34.5℃でとてもぬるい。
ゆっくり入らないと温まらないんです。
入り口で料金を支払い、奥に進みます。
脱衣所から階段を数段、下りるとその奥に3~4畳くらいの湯船がありました。
すでに5人の先客がいたのですが・・・・・・・この広さに6人、結構な人口密度です。
人の隙間を縫って、そ~っと入っていきました。
皆さん、顔見知りではないご様子。
男性は無口。
かなりの人口密度。
しかもこの温泉、浸かる時間は30分から1時間なのです。
皆さん、目をつぶって腕を組んでいたり、顔を洗ったり、温泉の効能書きを読んでいたり。
とにかく、する事がないのです。
すぐ傍に川が流れているのですが、私はそのせせらぎに耳を傾けていました。
湯船の底からは炭酸ガスがブクブクと上がってきて、お尻がくすぐったい。f(^_^;)
壁には扇風機が付いており、
「夏に息苦しくなることがあるので、この扇風機でガスを吹き飛ばしてください」
というような注意書きがあります。
薄い板の壁向こうは女湯なのですが、女性はその点、初対面でもよく会話をします。
板一枚なので丸聞こえです。
明るい女湯と、暗い男湯。
傍では川のせせらぎ。
これが何とも私には好感が持てる空間だな~、と感じるわけです。
30分経っても全く温もりません。
腕を湯船から出すと、ひんやりして寒いくらいです。
冬になると、湯船の傍にある五右衛門風呂に入ることができるそうですが、
今の時期はまだ、やっていないようです。
とうとう、1時間経っても体が温まったと言う感じは得られませんでした。
しかし、奥様も上がったようですし、帰宅する時間もあるのでしぶしぶ出ることに。
ここの効能は「やけど、切り傷、皮膚病に特効あり」と。
奥様も手荒れがあったのですが、少し感じが違うと言われていました。
温泉を出て、すぐ傍の川に行きました。
温泉と同じ源泉がここからも出ているようです。
受付でお金を払い、ペットボトルを持っていきました。
この時は無色透明でしたが、次の日には少し茶色がかっていました。
書き忘れてしまいましたが、ここのお湯は茶色で高濃度だそうです。
それが浸透圧の関係で、低濃度の身体に入り込んでくるわけですね。
こんな面白い温泉、他にないでしょうかね~。
そうそう。
重要なことを書き忘れていました。
温泉から上がって帰宅の道中、じんわり体が温もってきていました。
日が落ちて気温は下がっているはずなのに、寒くない。
私も奥様も体調が良いようです。