鍼には副作用はない?

患者さんからよく、そのような問い合わせがあります。

はりだけではなくて、漢方薬(湯液)に関しても巷では一般的な常識になりつつありますね。

 

しかし、果たして本当なのでしょうか?

 

そもそも、副作用って何なのでしょうか。

判らない時のWiki頼みってことで、覗いてみました。

因みに、医療での副作用って事で。

 

 

★副作用

副作用 (ふくさよう) とは、狭義には「医薬品の使用に伴って発現した有害な事象」を、

広義には「医薬品の使用に伴って生じた治療目的に沿わない作用全般」を指す。

 

 

ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…ちょっと解りづらいでしょうか。

 

まず、広義の方からいきましょう。

「目的に沿わない作用全般」ですから、本来の目的以外の作用と言うことです。

「良い」「悪い」ではなく、と言うことですから「悪いことだけではない」のです。

 

・・・・・何か良い例はないかな~~。

(;゚∀゚) アッ!!    バイアグラ。

 

本来、狭心症の治療薬として用いられていましたが、勃起が促されるとして有名に。

最近のことなので記憶に新しいでしょう。

 

 

次に狭義に行きましょう。

こちらは「有害な事象」なんですね~。

一般的にこちらの意味のほうに使われることが多いのではないでしょうか。

狭義の方は私が例を挙げなくても、皆さんもご存知でしょう。

 

 

 

では、本題に戻りまして、「はり」に副作用はあるのか。

 

広義:勿論、あります。

    はりは副作用だらけです。

 

例えば、患者さんが腰痛で来られたとします。

しかし、当院は全身治療で内臓の働きから診ていき、自然治癒力の強化を目的としています。

よって、腰痛だけではなく、例えば便通が良くなったり、足腰が温かくなることもあります。

養生で定期的に通われている方は、風邪をひきにくくなったと言う方も多いです。

これらも一応、副作用です。

 

 

狭義:勿論、あります。

    これはどんな治療法にも言える事で、漢方薬にだってあります。

 

つまり、言ってしまえば誤治、治療法の間違えです。

私にもありますし、TVにバンバン出演されている有名な先生にでもあります。

少ないでしょうけどね。

 

 

私の結論。

誤治をしなければどんな治療法でも副作用はないってことになります。

逆を言えば、どんな治療法でも誤治をすれば副作用はあります。

 

 

※因みに、改善する過程に出てくる症状は誤治とは違います。