先日、往診の帰り、188号線沿いにある青木の港で見た光景です。
ここは小さな漁港なのですが、私はこういった漁港がなぜか好きです。
のどかで潮の香りがして・・・・・。
おじさんたちが船底に青い塗料を塗っていました。
こんなの見るとワクワクしてしまうんですよね~。f(^_^;)
早速、近づいて・・・
私「何されてるんですか?」
おじさん「あ~、塗料を塗っとるんじゃ。」
私「海水の進入を防ぐためです?」
おじさん「いいや、フジツボなんかを防ぐんじゃ」
なるほど~。
貝類の卵って海中を浮遊しているんです。
そして着床できるところに付着して、そこに取り付いて育っていくんです。
カキ筏が宮島周辺に浮かんでいますが、その近くにホタテを繋いだものがあります。
それを海に沈めて、その隙間にカキの卵が着床し、カキが育っていくんですね~。
カキ筏はこの育ち方を利用しているわけです。
しかし、漁船にこの性質は大敵なんです。
何故なら、船底にフジツボや瀬戸貝(イガイ)なんかが付いてしまうと、
それによる水の抵抗で推進に支障が出、燃費も著しく落ちてしまいます。
また、一旦、貝が付いてしまうと取れにくいので剥がすのが一苦労なのです。
私「写真撮ってもいいですか?」
おじさん「(少し声が曇って)何するんか」
私「い・・・いや~、日記を書くんですf(^_^;)」
おじさん「日記って何か」
私「あの~・・・・・自分の日記です。今日の出来事とか・・・」
おじさん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言)」
私は了解してもらったと自分を納得させ、数枚の写真を撮らせてもらいました。
まあ、ダメならそう言ってくれるでしょう。
そうそう。
先日、湯治場から持って帰った温泉水。
どうなったでしょうね~。
こんなんなってしまいました。
下の方に黄色いもの(湯の花)が沈殿しています。