慣れと言うものは・・・・・

この週末からまた遠出をします。

 

8月29・30日の一泊二日で鍼の勉強会があります。

全国から100人以上参加する中々大きな会です。

 

 

いつもは私一人で参加するのですが、今回は奥様も名古屋入りします。

勿論、勉強会に参加するわけではありませんが、名古屋にいる友人に会いに行くようです。

一人は結婚式にも出席してくださった方で、最近、お子さんが生まれたそうです。

そのお祝いも兼ねての名古屋入りになります。

 

 

 

うちの奥様、私からしたら準備し過ぎるほどの心配性。

まあ私がしなさ過ぎるのですが・・・・・いつも遠出となると何日も前から準備が始まります。

しかも、名古屋ともなると600kmから距離があるわけですから・・・・・。

 

あ、因みに車で行きます。f(^_^;)

 

 

 

しかし、今回の奥様は今日27日(金)になっても動く気配がありません。

忘れているかのごとくに。

 

 

恐る恐る問い合わせてみたところ前回の静岡(片道800km)入りがかなり効いているようで、

あまり遠く感じなくなってきているようです。

 

 

 

今、流行の車中泊は普通になってきているし、こりゃ、北日本入りも遠い未来ではないかも。

水滞の患者さん

「水滞」とは体に水分が停滞している状態を言います。

水分の代謝が悪い人に起こりやすいものです。

肩こり、腰痛、内臓疾患と、色々なものに関わっています。

 

 

先日、あるご年配の女性が肩こり・腰痛で来られました。

クーラーのよく利いた部屋で着付けのお仕事をされているようです。

 

身体に触れてみますと、かなりの水滞がありました。

しかし皮膚はサラサラ。

うちの治療院はクーラーをあまり利かせておらず、少し涼しい程度。

私の白衣の下はかなりの汗をかいている状態なのですが、このお方はサラサラ。

暑い中を来られたにもかかわらず、です。

これは異常です。

 

色々と診察をしてみると、この水滞が大きな原因の一因だろうと感じ、

その水が流れやすくなるよう治療をして少しの改善を得ました。

 

治療の途中、じっとりと汗をかき出したのですが、すぐに治まりました。

その後、おしっことして出て行ったようです。

患者さんは「あっ、何か汗臭い。こんな臭い、出たことが無いのに」と言われましたが、

これは良い汗なんだと言うことを説明し、納得してもらいました。

邪魔になっていた水滞が汗となって出て行ったのです。

 

 

この季節、ある程度の水分摂取は必要となります。

しかし、このような汗もかかず、おしっこの量も少ない方は

水分摂取を考える必要があるでしょう。

 

 

自分の身体を知って、健康管理に心がけていって欲しいものです。

刺さない鍼(はり)と他の鍼

当院では「刺さない鍼(はり)」を使用しています。

 

本来、鍼には大きく分けて「刺す鍼」「刺さない鍼」「切る鍼」の3種類がありました。

「刺す鍼」は最も一般的な鍼で、体内に鍼を刺入するものです。

「刺さない鍼」は皮膚表面に触れるか触れないかの距離で使います。

「切る鍼」はナイフのようなもので皮膚を切るときに使います。

これらは使い方や形は違いますが、全て「鍼」なのです。

 

これらに優劣は無く、

現している症状や患者さんの体力などによって使い分けることになります。

しかし、日本の法律によって出血させることを目的とした鍼は禁じられているため、

いくら効果があるとはいっても最後の「切る鍼」は微妙なものです。

 

また、刺す鍼が一般的なのは、鍼灸学校で主に教えられているからです。

後は治療家の勉強によって使う鍼が変わってきます。

「刺すから効く」とか「刺さないから効かない」のではなく、

「治療家がその鍼を上手く使いこなせるのかどうか」ということになります。

 

 

 

さて、当院では「刺さない鍼」を使用していますが、勿論、私は「刺す鍼」もできます。

しかし、「刺さないメリット」によって刺すことをしていません。

 

・はり治療の際の痛みが全く無い

・出血することが無いので衛生的(鍼の消毒は必須です)

 

勿論、デメリットもあります。

 

・治療しているのが患者さんに判りにくい

 

よく言われるのが「調子は良いけど、物足りない」です。

まあ、それほど治療する際の痛みは無いということです。

 

 

物足りないのを覚悟しておいでください。(笑

間違った宣伝

先日、往診に行ってきました。

大竹ですから岩国から車で30分弱と言ったところでしょう。

 

 

患者さんは80歳の女性。

団地にお住まいで移動手段が無く、病院にも行けないようです。

 

因みにはり治療を受けるのは初めてのようで、

当院の痛みが無い治療を受けても驚きもされないので拍子抜けです。f(^_^;)

 

 

さてさて、このお方、

とてもありがたい事に「はりで調子が良い」とご近所さんに宣伝をしてくれるのですが、

同時に間違った情報を強調されている事が判明しました。

 

 

 

患者さん「うち、はり治療に来てもらってるんよ。調子が良いけどあんたもどう?」

ご近所さん「はり?痛くないの?」

患者さん「痛くないで~。うちの体、いっぱい、はりが入っとる」

 

 

 

私「(;ಠิ♊ฺಠิ)えっ…! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、あの~~」

患者さん「え?どしたの?」

私「全然、はり、入ってませんから」

患者さん「えっ?入ってないの?」

私「ええ。一本も入ってません。 と言うより、今まで刺した事ありませんから」

患者さん「えっ?刺さんはりがあるの? んじゃ、どうするの?」

私「皮膚に当てるだけです」

患者さん「えっ?それでええの? へぇ~~」

 

 

 

身体にはりがいっぱい入ってるって聞いた人が

「私も受ける~」

って思うわけないです。f(^_^;)

 

 

 

今度、行く時にはチラシを持っていかなきゃ。

治療院内 リニューアル

ホームページに引き続き、治療院の内部もリニューアルしている「途中」です。

 

CIMG2331

 

 

今までは受付がなく、すぐにカーテンで仕切られた治療室でしたが、

ハイカウンターを置いて受付を作りました。(o^-')b

 

ぐっと治療院らしくなりました。

 

 

私だけだとこういったところに気は回らないのですが、奥様の助言によるものです。

 

患者さんからの評判も良いです。

 

いやはや、何とも。f(^_^;)

「鍼は痛い」のイメージは払拭できるのかっ!?

本日、奥様の友人が遊びに来られました。

しかも、ケーキを持って・・・・・ありがとうございま~~す。+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+

 

 

このお方、お付き合いでハードなゴルフをやって筋肉痛だそう。

 

奥様は「鍼、受けてみたら?」と鍼のお誘い。

 

しかし、ご友人の反応は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「え~~。鍼って痛くない~?時間はどれくらいかかるの~?」

 

 

とちょっと不安そう・・・・・・・・・・・・・・_ノ乙(、ン、)_ 悲しい・・・

 

 

で、奥様が説明をして治療を受けることに。

 

 

約15分後、治療を終え、「痛かった?」と聞くと

 

「えっ!? 鍼、刺さってるの?」

「いえいえ、もう、治療は終わりましたよ」

「えっ? いつ、鍼をしたの?」

「いや・・・・・2~3箇所、鍼、しましたけど・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・判らんかった~」

 

 

と。

 

 

当院の特徴である「痛くない」「時間がかからない」を実感してもらえたようです。

 

良かった、良かった。

結婚式のストレス

は物凄いものがあるのでしょうね。

 

私も先日、経験しました。

といっても、ストレスと暴飲暴食で胃腸を壊した程度ですが・・・・・f(^_^;)

 

いや、男性なんかよりも女性のストレスは想像ができないと思います。

 

男性は「結婚式なんてどうでもいいや」って人が多い〈私見ですが〉のに対して、

女性の認識は違うようです。

そりゃ人生のスタートを祝うための式ですから当然と言えば当然なのですが・・・。

うちの奥様も、式の準備でかなりの体力を消耗していました。

プログラムや席札のチェック、私のお尻を叩く事に余念がありませんでした。

お陰さまで良い式が出来たと思っていますし、来てくれた人も喜んでくれました。

 

 

 

先日、患者さんから相談を受けました。

「娘の結婚式が近いんだけど、体調が思わしくないんです」と。

で話を詳しく聞いてみると、やはり「式の準備に心血を注いでの体調の崩れ」の疑い。

「近いうちに一緒にどうぞ」と娘さんに来てもらう事にしました。

 

 

娘さんが来院されたのですが、主訴は首の筋違いの様子。

しかし、愁訴は唇の荒れが酷く、後1ヶ月無い式を目前にして心配そうです。

神経が高ぶって不眠も訴えられていました。

 

 

診察してみると、想像通りの血〈ケツ〉の使い過ぎ。

 

血は筋肉の使い過ぎ〈運動のし過ぎ〉、気の使い過ぎ、眼の使い過ぎ、根を詰めた時

などによって起こる状態で、それが脉やお腹に表れていました。

 

 

それだけでは唇までに症状は表れないと思うのですが、

それが長時間続いているために違うところが消耗しきってきたようです。

 

 

事の起こりである血の不足はとりあえず置いておいて、

新たに障害を起こしている部分を治療。

それで下腹に力が出てくるのが感じられました。

首も楽そうです。

 

 

初回はこれで治療を終え、帰ってもらいました。

まだ痛みは残っているのに治療を終えたわけですが、

痛みを完全に無くそうと症状がなくなるまで治療をすると、

逆にだるさや痛みが出る場合があります。

 

ただ、治療中は「どう式を乗り切るか」など生活面の指導に当りました。

一番、気の使うところです。

今、

「やり過ぎないほうが良い」

「もう少し気を抜いて」

な~んてアドバイスしても無理でしょうし、逆に火を点ける可能性も。f(^_^;)

 

 

結婚式、しておいて良かった~~~っ!! f(^_^;)

してなかったらアドバイスできんかった。