昨日は大阪漢方鍼医会の勉強会のため、大阪へ行ってきました。
会場近くの川沿いは紅葉で綺麗でした。
午前中は2コマの講義。
午後は研修部と入門部が集まっての実技です。
脉や体表の観察から病を理解し、治療に移ります。
今回も充実した時間を過ごすことができました。
ランキング参加中です。(*^_^*)
「患者様からの質問」第4弾! 今回は脉(脈)診についてです。
当院の治療の流れですが、
患者さんの一番気になる症状を聞く「問診」をまず行い、
次にお腹や手足の皮膚を触る「切診」をするのですが、
その「切診」の一番重要な位置にある脉を診る行為「脉診」があります。
この時、私は集中しているので余りベラベラと話さず正面を見据えていることが多いのですが、
ふと患者さんからの視線を感じることがあります。
その視線の先には・・・
Q.それ、何してるんですか?
A.えっ?ああ・・脉を診てるのです。
Q.私の脉、打ってますか?
A.はっはっは。勿論、打ってますよ。
Q.それで何を診てるの?
A.普通、病院では脈拍数やリズム・強さを主に診るのですが、
東洋医学の脉はかなり細かく診ます。
勿論、脈拍数やリズムもあります内臓の働きを診ることが主になります。
Q.えっ?内臓の働き?
A.はい。五臓(六臓)六腑って聞いたことあるでしょ?その働きを脉が表しているのです。
片手の人差し指~薬指の3本で三臓三腑、両手で六臓六腑を診るんです。
Q.ひょえ~~っ!
A.その脉と一番気になる症状、生活状態などから一番弱っている臓腑を見つけ、
それを元気にするのです。
逆に患者さんが忘れている不調を言い当てることもできます。
Q.忘れている不調?
A.はい。例えば、腰痛で来られている患者さんに寒気があっても、
それを言わないことが多いです。
忘れてると言うか、鍼灸院でそんな症状を言っても無駄だと思われる方も多いようです。
Q.えっ?無駄じゃないんですか?
A.すぐに良くならないこともありますが、寒気を改善させなければ治らない腰痛もあります。
ですから、こちらからすれば腰痛よりも寒気が重要な事もあります。
それを見つけて治療していくことが、鍼灸師の役目になります。
Q.は~こりゃこりゃ。
A.面白いでしょ?
・患者様からの質問シリーズ 第1弾 「副作用など」
・患者様からの質問シリーズ 第2弾 「刺さない鍼って?」
・患者様からの質問シリーズ 第3弾 「短時間治療のワケ」
「患者様からの質問」第3弾! 今回は当院の治療にかかる時間についてです。
何度か通院された方からは「時間が短いですよね?」と質問をいただくことがあります。
多くの方が玄関から入ってこられて出て行かれるまで、30分かかりません。話をしている時間もありますし・・・ということは、ベッドにいる時間は平均して15分程度でしょうか。
その辺り、患者さんとの会話をお楽しみください。
Q.不満じゃないんですけど、時間、短いですよね?
A.あ~・・・そうかも。
Q.結構よそでは30分いくらとか1時間いくらとかありますよね。
A.あ~、ありますね~。
Q.何で短いんですか?
A.何でと言われても・・・まず、治療は短い方が患者さんの身体への負担が少なく済みます。
Q.えっ? この治療、何にも感じませんけど、負担がかかってるんですか?
A.はい。 ま、負担をかけないよう、治療をやり過ぎないよう気を付けてこの時間なのです。 うちみたいに何も感じない治療でも、やり過ぎたらだるさが出たりしますよ。
Q.そうなんですか?
A.はい。 一応、全身治療ですが、そなに時間をかけなくてもバランスは取れていきますよ。 バランスが取れれば身体は勝手に自分を治そうとしますから、その場で症状を取らなくても良いのです。 家に帰ってから楽になることは多くありますし、逆にこの場で無理やり症状を改善させると家に帰ってから元に戻ったり、逆にしんどくなることともあります。
Q.何か長い方が効くって言うイメージがありますけど・・・。
A.ま、気持ちは判りますけどね。 例えば・・・手術と同じと思ってください。
ネットより拝借
Q.え? 手術?
A.はい。 長い方が良いですか? ドラマを観られることもあるでしょうが「如何に短くすることが腕のある外科医の条件」という感じですよね。 実際に時間が短い方が患者さんの身体にかかる負担は少なく済みます。 で、ただ短いだけではなく、きちんと必要な事はやらなければならないのです。
Q.なるほど~。 そりゃ短い方が良いですよね。
A.お酒のCMに「何も足さない、何も引かない」ってのがありましたけど、あれです。 で、今の治療時間なのです。 ですから短い人は5分くらいで済みます。 これは患者さんの状態によるのですが。
Q.ご・・・5分?
A.はい。 赤ちゃんなんか1分くらいですよ。 やはり体力があるし、それかといって過敏だし、長くやったら後が大変です。 あ、後は原因が分かりづらかったら調べるのに時間がかかります。
Q.長い時間治療したらどうなるんですか?
A.興奮したりぐったりしたり。 よく、治療後にだるさが出る場合がありますよね。 あれです。 何でも丁度良いのが良いのです。 治療ですからね。 お薬でも大量に飲まないでしょ?
Q.なるほどね。 そう考えたこともなかったです。
A.普通は考えませんよ。 長いほど「やってもらった感」はありますからね~。
※治療目的の鍼灸院以外で、今回の内容は当てはまりません。
・患者様からの質問シリーズ 第1弾 「副作用など」
・患者様からの質問シリーズ 第2弾 「刺さない鍼って?」
「患者様からの質問」第2弾! 今回は当院の特徴の一つ、刺さない鍼についてです。
この質問はかなり多く受けます。
そりゃ「鍼は刺して当たり前。チクッとして当然」と思われていることが多いですから、初診で来られた患者様は大抵「いつ刺したの? 何で痛くないの?」とビックリされます。
そんなやり取りを対話形式で書いてみます。
Q.刺さない鍼って本当に刺さないの?
A.はい。 刺しません。 と言うか、刺さらないのです。 これを見てください。
A.これが当院で使用している鍼ですが、先が尖っていないので刺さらないのです。 一番下は尖っているように見えますが爪楊枝程度です。 因みに「てい鍼」って言います。 鍼って刺すだけじゃなく、刺さない鍼やナイフみたいに皮膚を切って出血させる鍼もあるんですよ。 ま、切る鍼は日本では違法になっていますけど。
Q.刺さないって・・・じゃ、どうするの?
A.ツボに近づけたり、接触させます。
Q.そんなので効くんですか?
A.気持ちの良いくらいズバリ聞きますね~。 それで気の流れが良くなるんです。 気の流れが悪くなって症状が出ていると考えるので、流れを良くするために鍼をするのです。
Q.他の鍼灸院は刺すでしょ? どう違うのですか?
A.実は刺す鍼でも気は流れるのです。 でも、時々チクッとしたりズ~ンって響くでしょ? あれが苦手な方が多いのです。 何を隠そう、私もあまり好きではありません。 だから刺さない鍼をしているのです。
Q.えっ? じゃあ、刺す鍼との違いは?
A.ま、ぶっちゃけ一緒です。 でも大きく違うことがあります。
Q.それは何ですか?
A.考え方(治療理論)です。 一般的な鍼灸院は現代医学(西洋医学)の考え方で治療するので、筋肉や神経を中心にゆるめる治療をします。 ですから肩こり・腰痛や運動器疾患が主です。
Q.ここは?
A.当院は本来の鍼灸が持っている特徴である気の流れを整え、内臓の働きを正常に戻すように考えます。 ですから運動器疾患も改善されますが、内臓疾患や何科に行けば良いか判らないような症状にも対応できます。
Q.どっちがいいの?
A.これはどっちが良い悪いの問題ではありません。 患者さんにとっては「治ればいい」でしょ? でも、過敏な方に断然、当院の治療が合うと思いますよ。 痛みがないから鍼嫌いの方や子供さんにも人気です。 また、内出血やお灸による火傷も起こしませんから、女性には人気ですね。
Q.ここの治療が合わない人っています?
A.おられます。 やはり「鍼のズ~ンとした響きが好き」「少しは痛くないと鍼を受けた気がしない」と言う方には合いません(笑。 当院は全く痛みがありませんからね。 そういった方には他の鍼灸院を勧めています(笑。
Q.どんな症状の方がいるんですか?
A.本当に色々ですね~。 運動期以外では「息が吸いづらい」「冷えのぼせがきつい」「冬でも汗が出る」「赤ちゃんの夜泣き」・・・本当に色々です。 最近は不妊治療を目的とされた方も多いです。
Q.へ~、鍼灸って色々なモノに効くんですね~。
A.面白いでしょ?
・患者様からの質問シリーズ 第1弾 「副作用など」
先日、患者様からいくつかの質問を受けました。
対話形式で書きますので、興味がおありでしたらお読みください。
Q.漢方薬は副作用がないって聞くけど、鍼って副作用は無いんですか?
A.いえいえ。どんな治療法にも副作用(本来は薬に対する呼び名)はありますよ。西洋医学の薬だけではありません。
(ネットより拝借)
Q.え? 漢方薬も副作用はあるんですか?
A.はい。副作用がないなんてありえませんよ。
Q.え~っ! じゃ、なぜ「漢方薬は副作用がない」っていうんですか?
A.患者さんの身体を細かく診て、その身体に合うものを調合するから副作用の出る確率が少ないのです。
Q.病院の御薬は?
A.病院で処方されるものは、その病気に対するお薬ですから患者さんに細かく合わすことができないのです。その代わり多くの患者さんに処方する利点があります。
Q.漢方薬は?
A.同じ症状でも処方が違うことが多く、一人ひとりに合わす必要があります。よって問診や診断、処方が難しく、先生の腕によるところが大きいです。その患者さんに合う薬を出しやすいので「漢方薬は副作用がない」と言われるのです。
Q.え? でも漢方薬も副作用があるってさっき・・・。
A.何でもそうですが、いくら漢方薬でも合わない薬を飲むと副作用が出ます。逆に西洋医学の薬でもその患者さんに合えば問題ないのです。
Q.鍼はどうなんですか?
A.鍼も一緒です。当院ではその患者さんによって合う治療をします。ですから後から痛みやだるさが出ることも少ないです。その都度、脈や肌の変化を診ていますからね。
Q.そんなにすぐ脈や肌の変化があるんですか?
A.ツボを触った瞬間に変化しますよ。人によってはお腹が鳴ったり、手足の暖かさが出たり、熱っぽい人は頭が涼しくなったり。
Q.へ~。 面白いですね~。 また教えてください。
A.判らないこと以外、何でも答えますよ。 はっはっはっは。
昨夜のお酒も全く残っていなかったので、とても快適な朝を迎えました。
と言っても、少し小雨もぱらつく空模様で、60点くらいでしたか。
最初の時間は大阪漢方主催だった夏期研の振り返り。
学術内容をどう感じ、また、どう臨床に生かしているのかのグループディスカッションでした。
5~6人の班に分けられ、その中で話していきます。
一応、大阪のメンバーと言うことで色々と意見を求められましたが、
何とか答えることができたのではないかな~。
しかし、意見は違えど、同じ目的を持った人間との話し合いは勉強になりますし、
とても良い刺激になります。
ちょっと遠いのが難点ですけど。
午後は実技です。
基礎的な事からモデル患者への臨床まで、充実した時間を過ごすことができました。
お勉強が終わったら、勿論これでしょう。
再び、本田先生と飛行機までの時間を楽しむことにしました。
ランキング参加中です。(*^_^*)
8日(日)は東京にて漢方鍼医会の本部研修会があったので出席してきました。
私は因みに大阪漢方鍼医会所属なのですが、
大阪がホスト役を務めた夏期研の振り返りをやるというので出席することになりました。
岩国錦帯橋空港ができて本当に東京が近くなったとは言え、
朝一では間に合わないので土曜日の出発となります。
仕事を終え、最終の飛行機にギリギリで間に合いました。
荷物検査で待っていると、待合ロビーに元経産省官僚の古賀茂明さんがおられました。
「同じ飛行機に乗るのかな~」
と思っていたのですが、全く動く気配はありません。
私も話すことはないので(知識が少なくて話せません)搭乗口に向かいました。
しかし、ややミーハー気のある私は後をちらちら見ていました。
すると、古賀さんではない見た顔が。
何と、東京在住の同級生M君。
彼とは中学時代に柔道部で鍛えあった仲で、向こうもすぐに気が付きました。
東京に着き、一緒に一杯やることに。
タカマル鮮魚店1号店で数年ぶりのグラスを傾けました。
最近、獺祭が日本だけでなく海外でも元気だそうで、岩国人としては嬉しい限りですね。
彼とは5年くらい前だったかの同窓会で会ったきりです。
1分も搭乗時間が変わっていれば気付かなかったでしょうから、本当に偶然の再会でした。
1時間くらい飲んでいると、新宿で待ち合わせをしていた本田先生から連絡が入りました。
お店も閉店だというので、M君とは別れ、本田先生と次のお店へ。
ベルギービール専門店です。
ここは以前から行きたかったところでした。
お店を覗くと、大人気店のはずが幸いにも空席が目立っていました。
で、店内に入ろうとすると、
店員「お客さま、当店はもうすぐ閉店となります」
私たち「え~~~~~っ!そうなんですか~~っ?」
店員「・・・・・あの~、どちらからお越しですか?」
私はこの質問にときめきを覚えました。
本田先生「大阪です」
私「山口県です」
店員「あの・・・しばらくお待ちください」
と、奥に引っ込んでいかれました。
1分も経たないうちに戻ってこられ、
店員「1杯だけならお出しできます」
私たち「ありがとうございますっ!!」
すぐに店内に入って行きました。
私の右手がフローリス・ホワイト。
本田先生は左手のフローリス・クリークだったかな?
両方ともとても爽やかでフルーティー。
堪らんですな~。
お店の邪魔にならないよう、早く、ゆっくり飲み干しました。
次の日の勉強会に影響しないよう考えながら次のお店へ。
日本のクラフトビールが常時20種類は飲めるというグリフォンです。
これまた飲んでみたかったサンクトガーレンの湘南ゴールド。
めっちゃくちゃ爽やかなオレンジ!
これは美味かった~~っ!!
まだまだ美味い地ビールはありますね~。
次の日、全くお酒の影響はありませんでした。
美味い酒と楽しい時間がそろえば、二日酔いなんかしませんね。
ランキング参加中です。(*^_^*)
続いて、大会二日目。
この日は朝からパネルディスカッション。
パネラーの本田先生。
年は若いですが、かなりの学術を懐に秘めています。
大阪漢方鍼医会が現在行っている学術内容をとても判りやすく伝えてくださったと思います。
そして昼食の前後に実技。
いくら立派な理論を立てても、それを臨床で生かせなかったら意味がありません。
ということで、うちの会では実技を重んじています。
最初に講師の「臨床実技公開」ということで、
班員をベッドに挙げて講師が治療をする時間です。
ま~~、緊張しました。
この口下手の私が、
5~6人の鍼灸師の目の前で理論を説明しながら治療を行うのです。
1時間でしたが、数人の治療を終え、何とか理解してもらえたと思っています。
自己解析ですが・・・・・(汗
次の時間は、今度は班員が理論立てて治療していくのを見守るという時間。
これは緊張というよりも気が抜けませんでした。
良くなる場合だけでなく、悪くなる場合だってあります。
そのフォローが必要になり、ただの治療よりも難しい場合が多いですね。
これも悪かったところを説明しながら、理解してもらえた・・・・・と思っています。
今回はホスト役ということで、大阪漢方の皆さんは本当によく動いてくださったと思います。
私は司会でオロオロしていただけですが・・・(汗
ランキング参加中です。(*^_^*)
かな~~~~りブログが滞ってしまいました。
ちょっと気を抜くとこんなことに・・・ですが、今回はちょっとしたわけがありました。
かなり言い訳じみたものなのですが、
件名にあるように8月25日(日)~26日(月)に大事な鍼の会がありそこに出席していました。
月曜日はお休みしてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
ただ出席するのではなく、役員というものを仰せつかってのもので
総合司会というとんでもない仕事をする役になってしまったのです。
と言いますのも、「大阪大会」であって私が所属する大阪がホスト役となっていましたので、
このような人選がされたのです。
顔がこわばって、それを隠すかのように携帯を握りしめています。
一般の方々にすれば「総合司会なんて」と思われることと思いますが、
しゃべり下手でかつ舌が悪い私にとっては大事件だったのです。
原稿を書いて皆にチェックしてもらい、また書きなおし・・・の日々が続きました。
ま、それでも噛み噛みで失笑されることも多かったのですが・・・・・無事に済みました。
会場は新大阪にある大阪ガーデンパレス。
新大阪駅から近く、接客も良かったと参加者からとても喜んでもらえました。
役員は早くから集合し、名札や資料を並べ、参加者の皆さんを待ちます。
受付でもたもたするのは恰好悪いですからね。
参加者は160人弱。
うちの会にしてはかなりの数で、関東から鹿児島まで参加者がおられます。
午後は会長や実行委員長のお話。
6人程度の班になり、「ホストの会から講師を」ということで私も講師の一人となり、
参加者に指導しました。
口下手でちゃんと伝わったかは不明ですが、皆さんの手ごたえはあったかな~・・・。
その晩は懇親会でした。
なぜかお相撲さんの着ぐるみの方が・・・・・。
なかなか盛り上がりました。
懇親会が終われば、皆さん静かに寝静まり・・・・・・・ませんね。
なかなか会えない先生方ばかりなので、色々な部屋に集まり、
夜遅くまで飲みながら色々な話をされていました。
主催者としては、近所迷惑にならないかとても不安でしたが、
苦情もなく、何とか終わることができました。
ランキング参加中です。(*^_^*)
聞かれたことがある方も多いかと思いますが、
恥ずかしながら私は「そういったことがある」程度しか知りません。
針供養とは(Wikiより)
針供養(はりくよう)とは、
折れ、曲がり、錆びなど、使えなくなった縫い針を供養し、近くの神社に納める行事。
各地の社寺で行われているが・・・・・。
と、まあ、こんな行事です。
2月8日、または12月8日に行われるようです。
2月8日が事始めとして農耕を始める日、12月8日が事納で農耕が終わる日。
その両日は慎みを持って過ごし、針仕事は控えるのです。
そして、今まで使っていた針を神社に収めたり、
豆腐のように柔らかいものに刺したりすることで供養し、裁縫の上達を祈ったのです。
手縫いが多くされていた時代にはこういった行事の認知度も高かったでしょうが、
時代と共にハンドメイドも一般的ではなくなり、口伝されることも減ったでしょう。
一般的には裁縫関係で行われることが多いのでしょうが、
私たちの鍼灸業界でも行われている先生は多くおられます。
勿論、裁縫で使う針ではなくて、鍼治療に使った鍼です。
一般的に体に刺入する鍼は、
一回ごとの使い捨てディスポーザブル鍼と使い捨てではないものがあります。
(勿論、後者も滅菌などをして清潔は保たれています。)
使い捨てではない鍼と言っても、
いずれは劣化が起こって刺入時の痛みや事故につながる可能性があります。
その為に破棄する必要があるのです。
ただ、当院ではてい鍼(皮膚に刺さない鍼)を使っています。
刺しませんし、電気を流すこともありません。
ですから劣化がほとんどありませんので供養するものがないんです。
で、今まで、はり供養をしたことがないと・・・。
しかし、感謝はしております。
大事に使っています。
少し曲がってしまった時には、すぐに真っ直ぐ修理します。
消毒・滅菌も怠っておりません。
それが治療の効果にもつながっていると思っています。
しかし、まあ、形あるもの いつかは・・・・・ですから、
いずれは供養する時が来るのでしょうね。
いや、こっちが供養される方が早い気が・・・・・。
私、生物ですからね~。
針供養を初めて知ったというお方、ポチッとな。
ランキング、参加中です。f(^_^;)