奥様ブログをご覧になったお方はすでにご存知かと思いますが、
1週間前、奥様は乳腺炎になられたようです。
乳腺炎を簡単に現代医学で説明しますと・・・・・
おっぱいで母乳ができます。
それを赤ちゃんが飲むのですが、初産の場合はおっぱいが出にくいのです。
赤ちゃんも最初のうちは飲むのが下手で、余計に出づらいのと、
下手だけに乳首を傷つけ、そこから感染を起こす事もあります。
その出にくい状態が長く続くき感染の炎症が重なり、それが乳腺炎ということになります。
では、東洋の古典医学的にはどうだったか。
乳腺炎になる前・・・・・
奥様は40歳と言う高齢で出産しました。
かなりの血を消耗し、
しかも元々、血を作る働きが弱っていたものが更に著しく弱ってしまいました。
更におっぱい(血)を赤ちゃんに与えますから、ご自分の回復に必要な血が無い状態。
こういった悪い土壌と仕方のない部分がありました。
人間の身体は何をするにもパワーが要ります。
汗をかいたり止めたり、便を出したり止めたり、
勿論、おっぱいも出したり止めたりするにもパワーが必要なのです。
出産直後からおっぱいが出にくかった奥様。
「胸が張る」と仰っていましたが、それはおっぱいを出す力が無い状態だったのです。
私も治療していたのですが、体力消耗が激しく、
母乳ができていても中々、外に出す力にはなりませんでした。
段々と母乳が出始め、体力の回復が認められてきて気が緩んでしまいました。
買い物など、外出してしまったのです。
これで体力がガタッと落ちたのかも知れません。
お店のエアコンが原因かも知れませんし、突然の悪寒発熱でした。
この時、乳腺炎になったようです。
40度前後は出ていたと思います。
この熱は、風邪の熱のように冷やしてもあまり意味がありません。
身体を触ると体験したことのないような高熱でしたが、本人は寒がったり熱がったり。
こういった時の症状はあまり当てにならないのです。
脉を診ても「凄く熱がある脉」ではありませんでした。
弱っているからこそ、身体を盛り上げようとしているだけなんですね。
それを冷やして抑えない方が良いわけです。
そこで私ができることはまあ、鍼治療だけだったのですが、
とにかく、食べた物を消化吸収しやすくして回復する力を付けさすことでした。
栄養のあるものを食べただけでは中々、回復は難しかったでしょうね。
病院の方針も受け入れながら、私なりに治療しておりました。
舌を診てみますと、以前、ブログで書いた地図舌になっていました。
実際にこれを見るのは2回目です。
これは胃腸の異常や津液(水)不足なのですが、極端な栄養不足でもあります。
ともかく、同じような体力を付けるための治療を続けて行っていきました。
数日前に診ると、舌は綺麗に治っていました。
と、同時に、身体もやはり楽なようです。
現在、乳腺炎の症状はなくなり、奥様は安心しておりますが、
起こしてもおかしくない状態は続いています。
これは体力が付くまで続くでしょう。
体力が回復する当分の間、ご実家で養生してもらうつもりです。
ダイエットを勧める病院もあると聞きますが、そんなもの、とんでもないっ。
自殺行為です。
って言いますか、子供に与える栄養はどうなるんでしょうね。
ミルクか・・・・・ま、後々、母乳の方が良いような気がします。
ご自分の体型のために子供の健康を犠牲にはして欲しくないな~。
また、見栄えを第一に気にするような教育は避けてもらいたいものです。
因みに、奥様が出産された病院はそんな事は勧めませんでした。
当たり前ですね。
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